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もう太陽が真上に来ている頃、悠斗はチャイムの音で目を覚ました。
ーなんだよー・・・まだ俺は眠いっつーの。
まだまどろみの中でうとうとしていた悠斗は無視しようと決め、枕に顔を埋めた。
ビーっともう一度鳴る。
ーしつけーなー、誰だよ・・・。
このまま放っておいたら何回押されるか解らないと思い、のろのろと起きあがって玄関の方へ歩き出す。
「誰〜?」
不機嫌な声を出して外にいる人間に向かって訊く。
「あ・・・僕だけど・・・。」
ーえ!?
「夏紀さん?」
「うん・・・入れてもらえる?」
「ちょっ・・・ちょっと待ってて。」
悠斗は焦った。
夏紀が悠斗の家に来るのが初めてだったので、ふいを付かれた気分だった。
慌てて部屋を見渡して、とりあえず布団の上にある、昨日の残骸のティッシュをゴミ箱に放り投げる。
ーやべー、見つからない様にしねーと。
悠斗にも恥じらいが少しは残っている様だ。
もうそろそろ限界にきて軋んでいるドアをそっと開けた。
「どうして・・・?」
「研修が終わったからその足でここに来ちゃった。」
目尻を下げて笑う夏紀を見ると、ボストンバックとビニール袋を下げてスーツという出で立ちでそこにいた。
「直でここに来たの?」
「うん、早く悠斗に逢いたかったからね。」
「夏紀さん・・・。」
悠斗の身体がじわっと熱くなってくる。
夏紀がビニール袋を差し出した。
「あ、これお土産の・・・。」
最後まで言葉が続かなかったのは、悠斗が夏紀の唇を塞いだからだ。
夏紀からボストンバックがすり抜けて、その手は悠斗の背中にまわった。
2人はそのまま部屋の中に滑り込み、夏紀がそっとドアを閉める。
「・・・・・・夏紀さん・・・俺、すっげー嬉しい・・・。」
唇を離して悠斗が夏紀の目を見つめながら言った。
「良かった、いきなり来たから迷惑かと思った。」
「そんなわけねーじゃん。」
ーいつかは俺たちもセックスしなくなんのかな・・・?その時になっても俺は夏紀さんの心の支えになれんのかな?でも・・・でも今は・・・。
「欲しい・・・夏紀さんが今すぐ欲しいよ・・・。」
「悠斗・・・。」
頬を染めた夏紀の腕の力が強くなる。
「僕も悠斗をすぐに・・・・・・抱きたい。」
最後の言葉が小さくなったのを悠斗は聞き逃さなかった。
「もう一度言ってよ、聞こえなかった。」
ー俺ってもしかして精神的サドなんかな〜?夏紀さんが可愛いからついいじめたくなっちゃうんだよな・・・。
夏紀は目をつぶって深呼吸をしている。
「抱きたいよ、悠斗を。 昨日の電話からずっと押さえていたんだからね。」
そう言って悠斗を両腕で抱き上げて歩き出した。
ーええっ?これっていわいるお姫様だっこってやつじゃ・・・。
悠斗が驚く間もなく夏紀は布団に辿り着くと、そっと悠斗の身体を下に降ろし、そしてお互いの着ている物を1つ1つその身体からはぎ取っていく。
本当は身にまとっている物をさっさと破り捨てたい気分だったが、そうもいかず、もどかしい気持ちを唇と唇で埋める。
ーシャツのボタンて外すのめんどいっ。
悠斗の着ていたTシャツとトランクスはとっくに身体から離れていて、夏紀のYシャツに悪戦苦闘している。
それに夏紀が気付き、自分のベルトを取り、スーツを脱いでいった。
「・・・帰ってきたばかりだから、汗臭いけど、大丈夫・・・?」
すっかり裸になった夏紀が心配そうに訊いてきた。
「今更、風呂に入られても、俺、我慢できねーよ・・・それに、夏紀さんの汗なら飲んでも平気。 もっと凄いのも飲めちゃうんだぜ。」
悠斗が上目遣いににやりと笑って夏紀を見ると、真っ赤になって汗まで出てきていた。
「なっ・・・なっ・・・。」
「証拠、見せてやるよ。」
そう言って、いきなり夏紀のそれをくわえた。
「!!・・・っんんっ・・・や・・・やめ・・・。」
夏紀は自分の手のひらで口を押さえてぎゅっと目をつぶった。
「夏紀さんがイクまで止めねーよ・・・なあ、手で押さえないで夏紀さんの声聴かせろよ・・・」
ーもっと啼いて・・・もっと俺を感じて欲しい・・・俺ってきっと欲張りなんだ。これから何度抱き合ったって満足なんかしない・・・もっと欲しくなる・・・いつかしなくなるなんて考えるの止めた・・・だから・・・ねえ、夏紀さん、もっと啼いてよ・・・もっと・・・もっと・・・。

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