NO.3
「ばっ・・・かやろっ・・・あっ・・・」
裕太の指が寛之の乳首をつまんで弄ぶ。
「やめっ・・・んんっ」
「止めねーよ、この3ヶ月どれだけキツかったと思ってるんだよ? ひろが大学で忙しかった所為だぜ。」
「ふざけんな・・・お前が朝からせりに行っちまうからだろっ・・・ああっ」
「はは・・・魚屋さんだからな、うちは。」
言いながら裕太は花火を見ている寛之の前に中腰になってもう一方の胸に舌を這わせる。
「くそっ・・・俺は花火を・・っ・・・ちくしょー!!」
2人の頭の上にはもう既に何百発もの華が大輪を咲かせては消えていく。
少しだけ煙の匂いがしてくる。
「なあ、ひろも俺に会えなくて寂しかったろ?」
裕太はもう殆どはだけてしまった寛之の浴衣をまくり上げて、トランクスを下げに掛かった。
「何だ、浴衣着てるから下着付けて無いのかと思った。」
「するかっ!そんなことっ・・・うっ・・・」
裕太は露わになった寛之のそれをぎゅっと掴んで眺めながら、くすっと笑った。
「ひろだってもうガマン汁出てんじゃんか、素直じゃねーなー。」
「てめー・・・そーゆーこと言うの止めろって!」
「ん〜・・・でもそこがひろのいいとこだよな。」
と言って、濡れている先に口吻てペロッと舐める。
「ああっ」
寛之はもう視点が合わなくなり、花火どころでは無くなってきて、更に悪いことに立っていることも辛くなっていた。
裕太は舌で裏を舐めている。
「も・・・もう・・・早く・・・してくれ・・・」
寛之はとうとう足ががくがくして倒れそうになる。
「イキそう・・・?」
「んっ・・・」
金網から指が離れて、ずるずると座り込んだ。
「じゃ、俺のもフェラしてくれる?」
裕太はにっこり笑って息の乱れた寛之の前に立った。
寛之はキッと睨んだが、素直にそれに従い、裕太のジーンズのチャックを下げていき、固くなっているそれを口に含んだ。
「・・・たまんねーな・・・ひろの舌・・・」
裕太の息も上がってきて、堪らずに声を出す。
「はぁっ・・・ひろ・・・」
「俺だってさ・・・」
「・・・・・・え・・・・・・?」
寛之が裕太から口を離すと正面を向いたまま目線だけ上げて言った。
「俺だって裕太と会えなくてすげー辛かったんだぜ・・・お前ってば夜も10時には寝ちゃうしさ・・・。」
「そりゃ3時には起きなきゃなんねーからな。」
せりに行く為だ。
「解ってるけどさ・・・やっぱ大学の奴といるよりお前といる方がラクっていうか・・・気兼ねしないし。」
「セックス出来るし?」
裕太がニッと笑うと、寛之は顔を染めてうつむいた。
「うっせーんだよ・・・。」
それが裕太には堪らなく愛しく見える。
あーもー、なんでコイツはこんなに俺を欲情させるわけ?ひろ・・・お前って・・・。
「さいこー!」
裕太は寛之にまたもやキスをして、そして耳元で囁く。
「入れていいか?」
そう言われて寛之は顔を真っ赤になって頷いた。
いちいち言うなっつーんだよっ、そーゆー事を。
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